小満-ジメジメ対策もしながら夏を迎える準備を

今日から小満。

草木が生長し命が次第に満ち満ちて来る頃と言われています。

早くも梅雨入りした地方もありますね。

5月に入って肌寒い日もあったりで、なかなか身体が追いつかないと感じている方も多いのではないでしょうか。

身体がだる重く感じたり頭痛にお悩みの方もいらっしゃるかも知れませんね。

この時期は少しずつ気温も落ち着いてくる頃だったのですが、この数年今まで感じていたような初夏らしさ、のような「らしさ」にも変化が訪れているように感じます。

気圧や気候の反動が激しいと心も身体もリズムが乱れがちにもなります。

ストレスも溜まりやすくなりますので、上手に発散しながら少しづつ身体を変化に慣れさせていきましょうね。

さて、小満からのおすすめ養生ポイントはこちらです。


衣替えは少しずつで、寒暖差対策を

朝晩の寒暖差が少し残り、またお天気の悪い日は日中急に冷え込む時もありますね。

そろそろ衣替えの季節。

一気に衣類を変えてしまいたい気持ちは山々ですが、少しだけ軽く羽織るものや長袖のものは残しておきましょう。

ゾクっときたら、無理に我慢せずに。

首元とお腹を中心に身体を温めるようにしてくださいね。

また、衣替えの際にお洗濯されるときはお天気の良い日に。

なかなかカラッと乾いたお天気の日が少なくなりますが、湿気が残ったままの衣類はカビの原因にもなります。

除湿機やサーキュレータなど活用して、風を通してサラッと乾いてからの収納がおすすめです。

さらにお布団もまめに布団乾燥機を使って乾かしておくことも良いですよ。

寝ている間に汗を吸っている布団。

湿気を帯びたままでいると、心地よい睡眠の妨げや目覚めの悪さにもつながります。

起き抜けに身体が重だるいなと感じる方は、お布団を乾かすこともぜひお試しください。


姿勢を小まめに変えて巡りを良くする

姿勢を変えることは、足元に澱んだり滞りがちな身体の湿気や水気を巡らせるイメージです。

簡単に出来ることを3つご紹介します。

❶1時間に1回立つ
❷階段を使う
❸深〜く呼吸

身体の巡りを良くするには、筋肉のポンプ作用や重力の働きが必要です。

しかし、狩りであったり農作業や魚を獲ったり歩いたりと身体を使うことが多かった時代から、生活スタイルが変わってきました。

これまでの歴史を見ても動く期間が長かった私たち人間の暮らしが、文明や経済の発展に伴いデスクワークや長距離運転など、以前よりあまり動かない生活に置き換わってきています。

動かない筋肉は、ポンプ機能が働きにくくなり身体の中の巡りは滞り澱んでいきやすくなります。

それが、むくみや肩こりなどの原因の1つ。

じゃあ、ウォーキング!と運動を取り入れるにも、梅雨時期は天気の崩れも多い時期。

そんな時は、自然と身体を巡らせるタイミングを暮らしの中で動くことを取り入れてみましょう。

忙しい毎日の中でまず出来ることは、座った姿勢から立ち上がること。

仕事中の方は、ひと息入れる時にイスから立ち上がって背伸びをしたりと同じ姿勢を続けない様に意識してみて下さい。

立ったついでにそのままフロアを歩くと、座っていた時に曲がっていた股関節が伸ばされて巡りやすくなりおすすめです。

階段の昇り降りは、昇るか降りるのどちらかでもOK。

どちらもやろうとすると、イヤになって続きにくくなります。

階段を昇る時はふくらはぎの筋肉がよく働き、降りる時は太ももの筋肉のポンプ作用がよく働きますよ。

降りる時の方が膝への負荷も強くなるので、痛みをこらえてなど無理はせず出来ることを大切にして下さいね。

そして最後に、身体全体の巡りを助けてくれるのが呼吸。

ゆ〜ったりと口から息を吐き、鼻から深く吸い込んでみて下さい。

取り込んだ酸素は、脳や内臓や筋肉などへ行き渡り、身体の働きが良くなり巡りが良くなっていきます。


一口ずつ水分補給で、梅雨バテ予防

こまめに水分補給を!とよく聞く季節となりました。

「こまめに水分補給」これにはちょっとしたコツがあります。

・何リットルなど数字にとらわれず、乾く前に飲むこと。

・飲み物を飲むときは「ごくごく」と一気飲みではなく、「ちびちび」と一口ずつ口に含み喉を潤す事を意識。

・水分を補給する目的で飲むなら甘いものではなくお茶やお水

・できれば常温以上のものを飲むこと

全てを守ることは出来なくても、どれか出来ることからお試しくださいね。


玉ねぎとらっきょうで巡りUP

この時期のおすすめは玉ねぎとらっきょう。

玉ねぎは、火を通すと滋養強壮を助けてくれますし、玉ねぎの辛味は気血の巡りを助けてくれます。

今年は例年より玉ねぎもお値段が上がり、スーパーで買えない日もあったりしますが。

お値段以上に、身体にはオススメ度が高いです。

ぜひお迷いの時も気になるポイントがあれば食卓に取り入れてみてくださいね。

とくに気温差や4月から新年度を迎えての忙しさなどから、ストレスが溜まっている方にはおすすめです。

凝り固まってしまったからだをほぐすのにもお役立ちの食材。

上手に取り入れていきましょう!

また、胃もたれやお腹の張りのある時には、らっきょうも良いです。

らっきょうは気を巡らせ、身体を温めて冷えを取り除くのを助けてくれる強い味方。

気分が滅入っている時にもおすすめの食材なんですよ。

苦手な方は刻んで卵とあえてタルタルソース風に使っても良いですね。

らっきょうと言えば、カレーの付け合わせとして思い浮かぶ方も多いかも知れません。

ちなみに、この時期にカレーを食べるなら

・玉ねぎをみじん切りと串切り、両方用意する。

・玉ねぎのみじん切りはよく炒める

・カレーにトマトやピーマンも加えて煮込む。

・市販のルーは控えめで、その分スパイスで味付け。

・付け合わせにはらっきょう

などが、おすすめの食べ方です。


お知らせ

それでもなんだか身体がだるい、スッキリしない、などの不調が続く方やご自身に合った方法を知りたい方は、オンラインカウンセリングをご利用ください。

ただ方法をご紹介するのでなく、お一人おひとりの原因がどこにあるかを見つけ、より取り入れやすく続けることができるご提案をいたします。

また、「学びながら体調をととのえるお茶会」も残席お一人様となりました。

こちらもぜひご参加くださいね。

初めての試みでもありますので、ご参加くださる方のご要望などもお聞きできたら嬉しいです。



ではでは、この時期も健やかにお過ごしくださいね。

出来ることから少しでも!