「ん」のつく食べ物とゆず湯で無病息災を願う:冬至
- 2023/12/20
こんにちは。養生デザインです。
1年の中で一番夜が長く、もっとも陰の気が極まる時。
2023年は12月22日に冬至を迎えます。
最近夕方にはすっかり暗かくなっていましたが、今日を境にまたお日様の出ている時間も増え陽の気が増えていきます。
冬至の日は「ん」のつく食べ物を食べて、ゆず湯に入り年末年始も楽しく健やかに、新しい年も元気に迎えましょう!
この時期からの養生デザインからのおすすめポイントを4つご紹介します。
1.「ん」のつく食べ物とゆず湯で無病息災を願う
冬至の日は一年の疲れをゆず湯で癒し、冬至七種(とうじななくさ)を食べて無病息災も願いましょう。
この7種類の食べ物は冬の養生にもぴったりな食べ物なんですよ。
ちなみに冬至七種とは
・なんきん
・にんじん
・きんかん
・れんこん
・ぎんなん
・かんてん
・うどん
の七種。
筆頭のカボチャは体を温め、元気を補給してくれる食材です。
なんとなくやる気がでない時、疲れが溜まってきたなぁと感じる時にも食べると良いです。
また、冬至に食べると良いとされる「いとこ煮」もおすすめ。
小豆は身体の巡りをよくしてくれるので、脚やお顔がむくむ時にも取り入れてみてくださいね。
さらにゆず湯もおすすめです。
ゆず湯に入ると風邪をひかないとも言われています。
ゆずは疲れを癒して身体のめぐりを助けてくれ、その爽やかな香りからリラックスを助けてくれる果物。
黄色く丸い柚子は太陽とも見立てることができ、まさに陽をとり入れるのにぴったりなお風呂になります。
今夜はぜひ柚子を浮かべて一年の疲れを癒し春に向けての楽しみに思いを馳せてみてください。
2.年越しには「おろしそば」、おせち料理には「黒豆・数の子・栗金団」を
年末年始。
美味しいものがたくさんで楽しみな時期に入ります。
その中でもぜひ取り入れて頂きたいのは、おろし蕎麦・黒豆・数の子・栗金団。
大根は消化を促進してくれ、喉の調子を整え、ストレス解消にも一役買ってくれる優れもの。
お蕎麦も胃腸に優しい食材です。
お蕎麦と大根の組み合わせで年末のお疲れを癒しつつ年始まで元気維持してくださいね。
身体を冷やす食材ですので、なるべく温かく+ネギをたっぷりがベストです。
また、楽しみなおせち料理は日本人の叡智の詰まったお料理。
中でも黒豆は滋養強壮や老化防止に、栗もまた疲労回復にオススメです。
元気に新しい一年を過ごすためにも是非取り入れてくださいませ。
数の子はニシンの卵ですが、このニシンは血を補って身体を温めてくれます。
苦手な方は無理せずに、好きな方も食べ過ぎは禁物。
お酒もすすみますので、ほどほどに楽しんでくださいね。
3.あったまってきれいに+鍛えられる! 一石三鳥の大掃除エクササイズを
年越し前の大仕事でもある大掃除。
実は… 子どもの頃からあまり好きではありませんでした。
どうせまた汚れるんやから、今したって…という気持ちでした。
ま、めんどくさがりの言い訳ですが(笑)
数年前から大掃除の捉え方を少し変えてみようと、身体の使い方を工夫する機械になる!とエクササイズ視点を持ってみました。
例えばガラス拭き。大掃除と言えば!で浮かぶ代表ですね(一番苦手)
ガラス拭きは腕を肩より上に挙げてバイバイの動きだったり、手を上下に動かすことの連続で、なかなかのハードワークですよね。
このハードさを少し軽減させる&身体をほぐすには…
手を動かすより先に体重移動を使う。
左右へ拭く動きであれば、手を動かすことはひとまず忘れて左右の脚へ体重を乗せる。すると手が少し遅れて動きます。
この動きは、腕の負担が軽くなるだけでなく腕より力の強い体幹の力が腕から手へと伝わっていきます。
さらに、両側のわき腹や腰周囲の筋肉は左右へ動くことで自然とほぐれていきます。
上下への動きの時は、手ではなく肩甲骨を上方へ引き上げるようなイメージ。
首から肩周囲の筋肉が大きく動きます。
肩こりのある方もガラス拭きが終わると少し軽く感じますよ。
ここで注意点!
背伸びしきったままで行わないこと。
バランスも崩しやすいですし筋肉が動く余裕がない状態ですので、ぎっくり腰や急なケガにつながりやすくなります。
せっかくの大掃除。
ケガせず、家もピカピカ。身体もととのえ気持ち良く年越しの準備をしましょう!
また大掃除を楽しくするためのヒントも少し。
・好きな音楽をかける
・ご褒美を用意しておく
・前の日はよく寝る
・大掃除の前にはしっかりお米を食べる
気血をしっかり補い、終わった後にぐったりならないように、身体をととのえる気持ちも持って大掃除したいですね。
4.寒さと冷えはカイロで乗り越える
お昼の間は温かくても朝晩は冷え込みが辛くなることもありますね。
外出中や外掃除・窓拭きの間にぞくっと来たらカイロの出番です。貼る場所のポイントは3つ。
・首の後ろ:寒気が体に入り込むのをブロック
・腰や仙骨の後ろ:冬の養生に関わる腎の近くを温めて働きをサポート
・胃のあたり:お腹を温めて胃腸の働きを助ける
私もこの時期は鞄の中にカイロを二つくらい常備して、”いざ”という時に備えています。
低温やけどにだけは気をつけて、活用してみてくださいね。
身体が自分自身を温めることにもエネルギーを使います。冷えすぎないことに気をつけてみると、帰宅後の疲労感も違ってきますよ。
以上4点、上手に取り入れて元気にお過ごしください。
風邪を引くと長引きやすく、重くなりやすい季節にもなります。
養生も大切ですが、外から帰ったらうがいと手洗いはいつも以上に念入りに。
うがいも冷たいお水ではなく、少しぬるめのお湯だと気持ち良いですよ。
2017年の冬至に始めた養生デザインも、皆様に支えられておかげさまで7年目を迎えることが出来ました。
これまでのご縁に感謝してより精進してまいります。
今後ともどうぞよろしくお願いします!