小寒は、温めて“めぐり”を守る
- 2026/01/04

小寒(しょうかん)
冬至を過ぎて、寒さがいよいよ本格的になる頃。この小寒に入ることを「寒の入り」と言い、立春までが「寒の内」です。
寒さが増すと、体は守りに入りやすく、心も小さく縮こまりがち。
だからこそこの時期は、**「がんばる」よりも「回復できる状態をつくる」**ことが、ウェルビーイングの土台になります。
ここでは、小寒から立春までを健やかに過ごすために、養生デザインおすすめのポイントを4つまとめました。
ウェルビーイングヒント(小寒)
- 体を守る:冷えを減らして回復力を温存する
- 心をゆるめる:安心できるリズムを増やす
- 生活を整える:胃腸と睡眠を立て直して次の季節へつなぐ

1. 暴飲暴食を控え、食べすぎリセットで「土用」に備える
年末年始の食べすぎ・飲みすぎを自覚している方も多いかもしれません。1月17日からは冬の土用に入ります。今回は冬から春への季節の変わり目で、土用が明けると立春です。
この切り替わりの前に胃を労っておくと、次の季節に向けた体づくりの基盤になります。体重や数字を追いかけるよりも、**「胃腸に余白をつくる」**感覚で、食べる量や食べ方を調整してみてくださいね。
- 腹八分目が難しければ、九分目、八分目半…と少しずつ
- 間食の回数を減らす
- お腹いっぱいなのに食べない
- 甘いものの頻度を少し減らす
どれか一つでも、できるところからどうぞ。
2. 軽い運動で、体を「整える」
新年の目標や体重増をきっかけに「よし、運動するぞ」と意欲十分な方もいるかもしれません。
でも少しお待ちを。冬は生き物がエネルギーを蓄える時期。運動は悪いことではありませんが、今は燃やし切るよりも、循環と姿勢をととのえて“動ける体”になることが大切です。
おすすめは、床の上でできるシンプルな動き。
- ゴロゴロついでに、仰向けでのお尻上げ
- 腕立て伏せ姿勢でじっと止まり、体幹を使う
激しい動きではなくても、体がじんわり温まりやすくなります。お正月太りで気になるお腹周りの引き締めにも。
また、胃腸を整える土用の時期に無理をすると腰の不調につながりやすいことも。
- 寒い中で
- 急に
- 無理な動き
特に雪かきをする地域の方は、無意識にこの3つをやってしまいがちなのでご注意くださいね(自戒を込めて)。
3. 七草がゆで、回復と無病息災を願う
1月7日は七草がゆの日。七草の中のスズナはかぶ、スズシロは大根です。
- かぶ:お腹を温め、冷えからくる胸やお腹の痛み、消化不良を助ける
- 大根:消化を助け、胃もたれ、吐き気、お腹の張り、便秘などのときにやさしい
七草にはそれぞれ由来や役割がありますが、普段から取り入れやすいこの二つは、日常の養生にもおすすめです。
お粥は、お米を水からコトコト炊いてつくるもの。冷えて疲れたお腹に染みわたり、体の隅々をやさしくいたわってくれる感覚を味わいながら取り入れてみてくださいね。
※くれぐれも食べすぎには注意です。
4. みかんを活用:食べて、香りでゆるめて、みかん風呂で温まる
お手頃価格で手軽に食べられるみかんは、この時期のおすすめ食材。おいしく食べた後は、皮もお風呂に入れて楽しめます。
みかんは
- 胃腸のはたらきを助け、消化吸収を促進
- 気の巡りをよくする
- 風邪予防
に役立ちます。
食欲がないときや、ストレスから喉や胸がつかえる感じがあるとき、ゲップやため息が出るときにもおすすめ。
受験生の気分転換やリラックスしたいときには、香りの出番です。皮を干して、お風呂に入れる「みかん風呂」をどうぞ。緊張やこわばりがほどけてポカポカしてきます。集中力アップにも。
みかん風呂の作り方
- 食べ終わったみかんの皮を塩水でよく洗う(農薬やワックスを落とすため)
- 洗い終わった皮を細かくちぎる(大きさはお好みで)
- ザルやバットに並べて乾かす
- サラシ布巾やお茶パックに入れてお風呂へ
注意
小さなお子さまは、みかんの皮の成分で刺激を強く感じることがあります。入浴時にピリピリ、チクチクを感じたらすぐに上がって洗い流してください。
寒さは大寒を過ぎて2月いっぱいまで続きます。今のうちに皮を干して集めておくのも良いですね。ただしカビが生えやすいので、保存には十分お気をつけて。
この時期を“元気に過ごす”ためのまとめ
- 胃腸に余白をつくる(食べすぎリセット)
- 体を温めながら整える(軽い運動)
- 回復食で立て直す(七草がゆ)
- 香りと入浴でゆるめる(みかん活用)