白露 -秋を感じながら身体のケアを
- 2024/09/08
白露。
朝晩涼しくなり草や花に露がたまると言われ、秋が深まっていく時期となりました。
秋は肺に当たる季節。
清々しい空気を深く吐いて吸って。
取り入れた空気を身体の隅々に行き渡らせるイメージで意識してみてくださいね。
また、食べ物で身体の内側からもしっかりと肺を潤して秋の乾いた風に負けない対策を。
この時期の養生ポイント3つをまとめました。
食べもので乾燥対策
暑い夏の間に汗をかいて奪われた体の潤い。
秋を実感する一つに”お肌の乾燥”もありませんか?
また、喉からの風邪を引きやすいのもこの時期の特徴の一つ。
水分の摂り過ぎには気をつけつつ食べ物でしっかり体の中に潤いをつくり、お肌だけでなく体の中の粘膜を潤しておくことも意識してみてくださいね。
特にオススメは蓮根(れんこん)。
蓮根は、熱を冷ます、喉の渇きや痛みをおさえる、咳や痰を鎮める、と秋の身体にぴったりなはたらきをしてくれます。
さらに胃腸のはたらきも良くしてくれるので、食欲不振にも一役買ってくれますよ。
食欲の秋と言われるけれど、なんだかあんまり食べる気がしないという方にもオススメです。
前回の里芋と一緒にご堪能くださいね。
呼吸をととのえる
私たちは毎日行っている呼吸ですが、1日に自分がどのくらいの回数か知っていますか?
人によって差はありますが、約17,000〜28,000回にもなります。
ほぼ無意識だと思いますが、この呼吸に1日の中で少しでも気を向けていけると、身体が疲れがにくくなtたり気持ちが落ち着きやすくなります。
ポイントは、
❶おへそに指で触れるくらい背筋を伸ばす
❷まずはフゥーーーッと長くゆっくり吐き切る
❸鼻から長くゆっくり吸い込む
わざと背中を丸めて姿勢を崩してみると、息の入り方の違いに気づくと思います。
背筋ピーンだと、逆に息が入りにくくなりますので❶を目安に、息がしやすい姿勢を見つけてみてくださいね。
呼吸が深くなると、筋肉や脳の働きに必要な酸素を多く取り入れることが出来るようになります。
また、ゆっくり息を吐けることで、自律神経のうちのリラックス作用のある副交感神経が働きやすくもなります。
逆に息が浅くなると、興奮作用のある交感神経が働きやすくなります(怒っていたり緊張している時など、息が浅くなりますよね)
1日数万回の中で10回だけでも意識することから始めると、秋の身体のととのえになっていきます。
意識してなかった方は、この秋に少しでも気を向けてみてくださいね。
冷え対策の意識を始める
日中は暑いですが、朝晩は急に冷え込む日も増えてきて寒いと感じることもある時期です。
そろそろ冷たい飲み物はストップ。
温かいものを出来るだけ意識して取り入れて、お腹や足首手首はとくに冷やさない工夫をしていきましょう。
また、意外と冷えているのが足の甲。
ご自身の足の甲、普段から触れる機会はありますか?
触れてみて冷たいなと感じたら、自分の手のひらで包んだり、それぞれの足の指から足首を少しさすってみると身体がポカポカし始めます。
私はここが冷えていると身体のだるさを感じるので、なんかだるいなぁと思ったら温める工夫をしています。
指や手でさすってみるだけでも変わりますよ。
お知らせ
それでもなんだか身体がだるい、スッキリしない、などの不調が続く方やご自身に合った方法を知りたい方は、オンラインカウンセリングをご利用ください。
ただ方法をご紹介するのでなく、お一人おひとりの原因がどこにあるかを見つけ、より取り入れやすく続けることができるご提案をいたします。