立秋-夏の疲れは早めに回復を
- 2024/08/06
立秋。
夏の土用が開け、暦の上ではもう秋が始まります。
まだまだ暑い日が続きますが、空や虫の声はちゃんと秋の気配を装っていて少し淋しくなるような秋の入口が感じられます。
秋からは喉からの風邪から体調を崩しやすい時期に入ります。
夏の疲れをそのままにしておくと、さらに回復するにも時間がかかります。
そして秋からの過ごし方で寒い冬の体調もまた変わってきます。
夏バテや疲れが溜まっているなと感じる方は、今からでも少しづつ養生していきましょうね。
お腹を大切にして夏バテ予防
冷たいものや脂っこいものを飲んだり食べたりしたくなる季節。
夏バテを防ごう!とスタミナをつけなければとばかりにお肉や濃い味付けのものばかり食べていませんか?
土用が明けたとはいえ、まだまだ胃腸を大切にして欲しい時期です。
また、この酷暑で自分が思っている以上に身体は疲れています。
コッテリと食欲をそそるような食べ物が夏バテ予防とセットのように謳われますが、これは身体がしっかり整っている方が食べて、その身体を維持していくために大切なこと。
お腹の調子がすぐれず、特にこの時期になると下痢をする方はスタミナをつけるものを食べる前に消化の良いものでまず身体とお腹の調子を整えてくださいね。
そしていつも以上によく噛んで。まずはプラス1回多く噛むことを意識してみて下さい。
お休みの間に美味しいものを美味しくいただくためにも、食べ過ぎたら翌日は控える、冷たいものを飲み過ぎた日は温かいものもセットにして冷え過ぎを戻すなど、行き過ぎたら戻すことを心がけてみてくださいね。
さらに暑い時期は熱中症を予防するために、とかく体を冷やすことに懸命になりがち。
今年は暑い日が続くので、まずは身体の余分な熱を取り除くことは優先していただきたいですが、十分クールダウンできたらお腹だけは温かいものを取り入れるなど冷やし過ぎから少しリセットを。
おすすめの過ごし方は
・寝るときに腹巻をする
・冷たいものを立て続けに飲まない食べない
・夜はお白湯で体をリセットする
少しずつの意識からでもお腹をいたわってあげてくださいね。
体に熱をこもらせない工夫で熱中症対策を
お腹を冷やさない…とはいえ熱中症も気になる季節。
熱中症対策に身体の中に熱をこもらせないように、自分でしっかり汗をかいて発散することも忘れずに。
また、暑い時にオススメの食材は
・きゅうり
・トマト
・スイカ
・メロン
など
これらは、体内の熱を冷ますのを助けてくれる食材です。
今回のおすすめの梨も身体のこもった熱をとる強い味方。
火照る、のぼせる、ぼーっとする。
熱は出ていないけどなんだか頭のあたりが暑いと感じる時には熱がこもっているサインかも知れません。
上手に体内に涼を取り入れて、身体の中が炎上しないようご自愛くださいね。
梨で残暑を乗り切る
梨は肺を潤し、熱を下げるのを助けてくれます。
喉の違和感や熱感、乾燥にもおすすめ。
特に発熱後の脱水症状にも強い味方なので、この時期のスポーツやお出かけする時に持っていくと体にも美味しく熱中症の予防にもなりますよ。
ただし、体を冷やしすぎるので冷えが気になる方は日中に食べること。
夜エアコンの効いた部屋で冷やした梨を食べるのは控えめに。
それぞれの食材の良いところをうまく利用してこの時期も健やかに過ごしていきましょう。
朝に大きく息を吸う
日の出すぐの空気は "陽" のエネルギーをたくさん含んでいると言われています。
そして、お昼を迎えるにつれ次第に陰の気が増えていきます。深呼吸をするなら朝がオススメ。
睡眠でととのえた身体に大きく息を吸い陽の気いっぱいの1日分のエネルギーを取り入れましょ。
ポイントは2つ。
❶まずは息を吐くこと
❷鼻から吸うこと
呼吸の話の際に毎回お伝えしますが、文字の通り”呼"=吐くが先です。
吐くと自然に吸えますので、まずはフゥーーッと出来るだけ吐いてみてくださいね。
そして、吸う時。
鼻から吸い込むと肺の奥まで届きやすくなります。
吸った後、吐く前に間が生まれ、寄せては返す波の様にゆったりとした呼吸へとつながります。
さらに、鼻には外気を適温に調節するすばらしい機能があり、朝はもちろん日中の暑い空気を吸い込んでも脳や身体がオーバーヒートしないようにしてくれます。
呼吸をすることは当たり前過ぎてほぼ無意識ですが、実は1日に17,000回以上行っています。
そのうちの10回でも気を向けられると、肺の養生になり秋を健やかに暮らす備えにもなりますよ。
季節問わず呼吸は大切ですが、特に秋は気を向けてあげて欲しい時期です。
ラジオ体操や朝のウォーキング、寝起きのカーテンを開ける時間に大きく鼻から深呼吸。
心地良いのでぜひやってみてくださいね。
今年も尋常ではない暑さ。
夏バテを通り越して本格的に体調を崩される方も多いのでは…と心配になります。
先にも書きましたが この暑さは我慢すると”知らぬまに熱中症だった” なんてことにもつながりかねません。
水分補給も喉が乾く前、汗を大量にかく前、に少しずつカラダを潤すイメージで取られてくださいね。
前回の大暑の記事も引き続き ご参考にされてくださいませ。
お知らせ
それでもなんだか身体がだるい、スッキリしない、などの不調が続く方やご自身に合った方法を知りたい方は、オンラインカウンセリングをご利用ください。
ただ方法をご紹介するのでなく、お一人おひとりの原因がどこにあるかを見つけ、より取り入れやすく続けることができるご提案をいたします。
ご予約サイトにご都合の良い時間がない場合などもご希望時間がございましたらお気軽にお問合せくださいませ。
どうぞよろしくお願いします