みかん風呂であったまろ-小寒
- 2024/01/04
2024年は1月6日に小寒を迎えます。
冬至を過ぎてだんだんと寒さが厳しくなる頃で、この小寒に入ることを「寒の入り」と言います。
これから2月4日の立春までが寒の内です。
寒さも本格的になってきますし、感染症にもさらに気をつけたい時期。
手洗いやうがいはもちろん、人混みへはなるべく出かけないなど今一度自分で予防できる部分の意識を高めてこの時期もお元気にお過ごしくださいね。
小寒からの養生デザインオススメのポイントを4つご紹介します。
1.暴飲暴食を控え食べ過ぎリセットして土用に備える
年末年始に食べ過ぎ・飲み過ぎを自覚されている方も多いのではないでしょうか。
1月17日からは冬の土用に入ります。
今回の土用は冬から春への季節の変わり目。(ちなみにこの土用があけたら立春です)
この季節の変わり目に胃を労っておくと、次の季節に向けての身体のととのえにも繋がり、春に向けての身体づくりの基盤にもなります。
ダイエットや体重を気にしてよりも、胃をリセットさせる気持ちで食べるものや食べ方を意識してくださいね。
・腹八分目が難しければ九分目、八分目半…と少しずつでも食べる量を調整する
・間食の回数を減らす
・お腹いっぱいなのに食べない
・甘いものを食べることを減らす
どれかできることから一つでもどうぞ!
2.軽い運動で体重キープ
新年を迎えての目標や年末年始の体重増で、「よし!運動する!」と意欲十分な方もいらっしゃるのではないでしょうか。
でも少しお待ちを。
冬は生き物がエネルギーを蓄える時期。
運動は悪いことではありませんが、身体を整えるくらいの意識で良いです。
ダイエットも効果が出にくい時期でもありますしね。
この季節のおすすめは床の上で出来ること。
ゴロゴロついでにゴロンと仰向けでのお尻上げや腕立て伏せ姿勢でジッと止まり体幹を使う運動など。
激しい動きはありませんが、身体が自然と温まってきます。
お正月太りで気になるお腹周りの引き締めにもなりますよ。
また胃腸を整える土用の時期は、無理をすると腰の不調にもつながりやすくなります。
・寒い中
・急に
・無理な動き
特に雪かきをする地域の方は無意識に上の3つをやってしまいがちですので気をつけてくださいね(自戒を込めて)
3.七草がゆで無病息災を願う
1月7日は七草がゆの日。
七草の中に含まれるスズナはかぶ、スズシロは大根。
かぶはお腹を温め、冷えから生じる胸やお腹の痛みや消化不良を助けてくれます。
大根は消化を助け胃もたれや吐き気、お腹が張ったり便秘したりといった時に胃腸に優しい食べ物です。
七草それぞれに由来や役割がありますが、普段からよく取り入れられるこの二つの食材。
七草の日に限らず、こんな風に私たちの身体を労ってくれることを頭の片隅にぜひご活用くださいね。
ちなみにご存知の方も多いと思いますが、お粥とはお米をお水から炊き上げたものです。
七草がゆはお米をお水からコトコトと炊いて。
冷えて疲れたお腹に染み渡り身体の隅々を優しくいたわってくれることを感じながら取り入れてみてくださいね。
くれぐれも食べ過ぎ注意です。
4.みかんを活用-みかん風呂であったまろ
お手頃価格で手軽に食べられるみかんは、この時期のおすすめ食材でもあります。
美味しく食べたあとは皮もお風呂に入れて楽しめます。
ぜひこれからみかんを食べる方は皮も活用してくださいね。
みかんは
・胃腸のはたらきを助け、消化吸収を促進
・気の巡りを良くする
・風邪の予防
に役立ちます。
食欲のない時や、ストレスからなんとなく喉や胸がつかえる感じがある方、ゲップやため息が出るときにもぜひ取り入れて欲しい食材です。
受験生の気分転換やリラックスしたいときには皮の出番。
みかんの皮を干して、お風呂にいれるみかん風呂がオススメです。
緊張やこわばっていた心身がほぐれ、ポカポカしてきますよ。集中力アップにもお役立て下さいね。
みかん風呂の作り方
1.食べ終わったみかんの皮を塩水でよく洗う(→農薬やワックスを取るため)
2.洗い終わった皮を細かくちぎる(お好きな大きさでOK)
3.ザルやバットに並べて乾かす
4.サラシ布巾やお茶パックに入れてお風呂へ
※注意※
小さなお子様にはみかんの皮の成分の一部の刺激が強いこともあります。もしも入浴時にピリピリチクチクを感じたらすぐに上がって洗い流してくださいね。
寒さは大寒をすぎて2月いっぱいまで続きます。
今のうちにみかんの皮を干して
集めておくのも良いですね。
ただし、カビが生えやすいので保存には十分お気をつけて。
以上、この時期はこの4つのポイントで元気にお過ごしくださいませ。