冬に備えていく時期-二十四節気でととのえる養生「小雪」

11月22日からは小雪を迎え、山頂には雪がちらつく頃…と言われる時期となりました。

急に朝晩の冷え込みも増してきましたね。

私たちの住む福井県は、そろそろ車も冬タイヤに交換して冬に備えます。

身体も同じように、冬に備えてしっかりと準備をしていきましょう!

小雪からのオススメの養生ポイントを4つご紹介します。

 

 

⒈ ストレス対策にもおすすめ。心と体の潤い補給にお役立ちの食材2つ

この時期、ぜひ取り入れていただきたい食材の一つ目は牡蠣です。

牡蠣は身体を温める力を補って、疲労回復も助けてくれる栄養満点の食材。

また、気持ちを安定させるのを助けてくれるはたらきもあります。

なんだかイライラする、気持ちがざわざわする。

寒暖差でストレスを感じる方もいらっしゃるかもしれませんね。

そんな日は、鍋料理やスープでとり入れてみて下さい。

身体も心もぽかぽかになり、気持ちも少しずつ落ち着いてきますよ。

11月23日は「ストレスオフの日」でもあります。


この日にも牡蠣を使った鍋料理などで、少しお料理にかかる負担も少なくするのもおすすめ。

食べ物で身体と心を養いつつ、お料理をはじめ家事にかける時間や手間も少し省いて。

ゆっくり身体や心を休め、少しでもストレスを軽減できると良いですね。

年末が迫ってきて体も心も疲れの出やすい時期でもあります。

牡蠣がない日でも、鍋料理で身体の芯からあったかくお過ごしください。

そして、おすすめの二つ目はりんご。

鮮やかな赤い色は視覚からも元気がもらえて、眺めるのも楽しい食材でもありますね。

りんごは元気を補って身体の余分な熱を冷まし、身体を潤すのをたすけてくれる食材です。

空気の乾燥しやすいこの時期は、口や喉、唇も渇きます。

そんな乾燥にもオススメです。

さらにりんごには胃腸のはたらきをととのえてくれる役割もあります。

何だか食欲が出ない、体が少し重だるい、調子が出ない

そんな時は無理にコッテリしたものや、脂っこいものを食べるのではなく

りんごで空腹を補うのもよいです。

消化の負担を少なくして、身体の元気を取り戻してからしっかり食べること。

元気が出ない時は食材だけでなく、食べ方にも気をつけてみてくださいね。

また飲み物で喉の渇きを補おうとしても、なんだかカラカラと引っかかることも多い季節になりました。

りんごは身体の内側から潤いを生み出すのを助けてくれます。

飲み物だけに頼らずに食べ物で身体の内側からの潤いを補うケアも意識してみるのもおすすめです。

ただし、りんごは身体を冷やす食材。

冷えの気になる方は、冷蔵庫から出したすぐのものを食べるのは厳禁です。

余裕のある方は、焼きリンゴにシナモンを振るなどスパイスと一緒に取り入れてみるのも良いですよ。

 


⒉ 晴れた日には日光浴

だんだんと寒く暗い陰の気が強まってくる季節。

北陸ではさらに太陽の出る日が楽しみな季節にもなってきます。

晴れた日や、曇りの日でもお日様の出ている時は積極的に太陽の光を浴びることをオススメします。

太陽に象徴されるような、暖かい明るいイメージの陽の気を取り入れることで

気持ちも前向きに明るくなります。

また、幸せホルモンと呼ばれるセロトニンも分泌されストレス軽減や集中力がUPする効果も。

さらに太陽の日にあたることは、私たちの骨を丈夫にしてくれるという大事な役割もあります。

この時期は特にお天気の良い日はお布団を干すのもオススメなのですが、お布団だけでなくご自身もぜひ太陽に当たって。

心も身体もぽかぽかふかふかにしておけるとよいですね。


 

⒊ 5つの首と、ある場所を冷やさずに

冬はただでさえ寒く体が冷えやすく温まりにくいため、体が体温をあげようとエネルギーを使います。

つまり、寒さに耐えるだけでも身体を消耗しやすい季節といえます。

この時期はいつもよりも積極的に体を温めて身体の巡りを助けてあげましょう。

さて、どこを温めると効率が良いと思いますか?

ポイントは6ケ所。首、手首、足首、の”首”のつく部分と腰です。

体にくびれができる細い部分は血流が悪くなりやすく、体の抹消へ血液が送られにくくなり冷えを招きやすくなります。

この部分に手袋やレッグウォーマー、マフラーで防寒・積極的に温めを。また、腰にカイロを貼るのもおすすめです。

ただし、低温火傷にはくれぐれもご注意くださいね。


⒋ たっぷり睡眠

体を休めることは基本中の基本。

身体を温めることにエネルギーを消耗してしまう冬は特に眠ることも大事にしてほしいです。

眠っている間に身体を温める栄養になるものもつくられていくので、「この栄養をつくるために眠る!」と意識しても良いと思います。


睡眠の質を上げるために大事とされるポイントの一つに

寝入りからの最初に深く眠ること、が挙げられます。

寝入りを良くすくするコツは足元を温めること。

お布団に入る前に足の指に触れておくと血流が良くなり温かくなります。

例えば…

・足指の間を広げる

・指を大きく曲げたり伸ばす

・土ふまずを押す

・手のひらでふんわり包む

など、心地よく感じることを大切に触れてみてください。

湯たんぽもおすすめですよ。

お知らせ

それでもなんだか身体がだるい、スッキリしない、などの不調が続く方やご自身に合った方法を知りたい方は、オンラインカウンセリングをご利用ください。

ただ方法をご紹介するのでなく、お一人おひとりの原因がどこにあるかを見つけ、より取り入れやすく続けることができるご提案をいたします。

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