急な寒さからの冷えや不調に備える養生を-霜降
- 2023/10/23
朝晩急に冷え込んだり、寒く感じることが増えてきましたが、みなさま風邪など引かれていませんか?
霜降。
秋が深まり霜が降り始める時期に入ります。
二十四節気では秋の最後の節気となります。
引き続き肺の季節。
空咳や喉の痛みから風邪を引かれる方も多くなります。
喉の潤いケアを忘れずにご自愛くださいね。
さらに、2023年10月21日から秋の土用に入りました。
土用といえば、季節の変わり目で胃を大切にする時期でもあります。
この土用が明けると立冬。
暦の上では冬を迎えます。
秋の土用の間にしっかりと身体を休めることで、この冬も元気に乗り切ることが出来ます。
特に普段から働き者の胃は十分にいたわって、寒い冬に備えていきましょう。
養生デザインからのオススメポイントはこちらです。
胃をいたわるためにもよく噛んで食べる
土用の間に特に大事にしていただきたいのは「よく噛むこと」。
普段みなさんは何回噛んでから食べ物を飲み込んでいますか?
養生デザインからのご提案は、まず今噛んでいる回数より1回多く噛むことです。
噛む回数については30回、80回、100回などと言われることが多いですがなかなか続けられないのが現実。
それならば、今の回数をまず意識してみましょう。
意外と全然噛む回数が少ない!と気づく方も多いようです。
無理せず少しづつ増やすことで習慣化していきましょうね。
たとえよく噛むのを忘れたとしても、噛まずに飲み物で流し込むことはストップ。
お腹もチャポチャポに、そして噛まれていない食べ物と一緒に胃の中へドドーンと流れ込んでいきます。
考えるだけでも負担をかける感じ、しますよね。
自分の胃は自分で守る。
優しく気遣ってあげてくださいませ。
また、それが難しいと感じる方は一口目だけでも30回は噛む、と気をつけてみるのもオススメです。
疲れて食欲が出ない方へ-特にオススメはさつまいも
さつまいもの美味しい季節になりました。
さつまいもは、元気を補ってくれる、疲れている方や食欲のない方の強い味方です。
また、胃を元気にしてくれて、腸のはたらきも助けてくれるので便秘のお悩みにも優しい。
その上利尿作用もあるので、むくみや軟便傾向の方にもおすすめです。
ただし、さつまいもも食べるときは注意が必要。
よく噛まないと水分をとられたり喉がつかえたりもします。
土用の時期に限らず、少しずつしっかりよく噛んで食べることを心がけてくださいね。
焼き芋、ふかし芋でじっくりほっくり甘さを引き出して。
お塩や黒ごま、ごま塩などをプラスするのも良いです。
あったかい黒豆茶と一緒にいただくのも◯
甘いスイーツではなく、なるべく素材のままの味を楽しんで。
自然の甘さをゆったり感じながらリラックスして味わい、秋を感じてみてくださいね。
冷えた身体をリセットして、お風呂でゆったりリラックス
朝晩の寒暖差で自律神経も揺さぶられる時期。
お風呂でゆったりと身体の芯を温めて、寒さの中頑張った心や身体をリラックスさせてあげましょう。
ポイントは首まで、というよりもう少し頑張って顎まで浸かること。
首全体をしっかり温めて、湯気で喉を潤すようにするとさらに良いですよ。
浴槽に浸かるのは苦手…という方は、半身浴(肩を冷やさないように気をつけて!)+かけ湯やシャワーでもOKです。
冬に向けてじっくりお風呂に浸かれるように、今から慣れていくのも大切ですね。
そして、お風呂でのオススメがもう1つ。
"足の指を念入りに触る"
体操教室やカウンセリングなどでもよく感じますが、足の指が思うように動かせない方が結構いらっしゃいます。
生活様式が裸足の時代から靴下と靴を履くことが当たり前に変わってきていることや、子ども達の生活の中でも裸足になることが少なくなったなーと感じます。
足の指は足裏に伝わる地形を感じるセンサーになったり、歩いたり走ったりする際に地面をギュッと掴み蹴り出したりと大事な役割をします。
足指の動きをよくする方法は各種ありますが、普段まじまじと見ることが少ない足の指の感覚を思い出す様に、まずはたくさん触れていくと良いですよ。
足指の間を丁寧に洗ったり、グイーっと曲げてみたり。
寒くなるにつれ足先の血流も悪くなりますので、ポカポカ温かくさせるにも有効です。
足指が温かいと眠りやすくなりますよ。
お知らせ
それでもなんだか身体がだるい、スッキリしない、などの不調が続く方やご自身に合った方法を知りたい方は、オンラインカウンセリングをご利用ください。
ただ方法をご紹介するのでなく、お一人おひとりの原因がどこにあるかを見つけ、より取り入れやすく続けることができるご提案をいたします。
カウンセリングやアクセスバーズのご予約は、公式LINEからもお受け出来ます。