小暑-いよいよ夏本番!まずは梅雨バテしないように過ごしましょう。
- 2023/07/07
小暑。
いよいよ本格的に夏の始まりを実感する時と言われます。
夏の土用も近づいてきます。
身体の不調を感じる方も多いのではないでしょうか?
夏の土用を前に、外の湿気が身体の中にも残るため体が重だるく感じたり、夕方から冷えた感じがしたり、むくんだり頭痛や吐き気やめまい…などの症状が出てくるかたもいらっしゃるかもしれません。
美容面でも、体だけでなく顔がむくんだり、お肌が全体的にたるんだ感じがすることもあります。
お風呂にゆったりと少し長めに入って、顔をマッサージしたり積極的に汗を流したりとお風呂の時間を利用して余分な水分を体の外に出すことも意識してみてくださいね。
もちろん、水分やお食事はしっかり摂って疲労が強く出ないようにケアしてくださいね。
この時期の養生ポイントはこちらです。
⒈ 朝のラジオ体操でスッキリやる気UP
「新しい〜朝が来た♪」で始まるラジオ体操。
この曲が流れるとほとんどの人が自然と体を動かす姿を見て、運動の習慣づくりに取り組んでいる者としてはスゴイなと毎回感じます。
動きを伝えなくても出来てしまう。
子どもの頃からの記憶が刷り込まれていることがよく分かります。
そんなラジオ体操ですが、養生の視点からもこの時期とても良いです。
その効果は次の3つ。
❶早朝に満ちている陽の気を取り入れることが出来る
❷身体にある陰と陽の気の入れ替えになる
❸スワイショウ(気功や中国武術の訓練法の1つ)の要素が入っている
小学校の夏休みが始まる頃からみなさんの地域でも、6:30から近くの広場で朝のラジオ体操を始めると思います。普段から毎日取り組まれている地域もありますね。
養生の視点からみると、夜は陰の時間帯ですが朝を迎えると陽へと切り替わり、お日様が昇ったすぐは陽の気が満ち満ちていると言われます。
その切り替わりと共に陽の気を取り入れていくことは、1日を元気に過ごすエネルギーを身体の中に取り込むことになります。
これをダラダラと遅く起きてばかりいると、陰から陽へと切り替わろうとしている身体に反して過ごしてしまうことになり、どうもシャキッとしない…と感じることが多くなっていきます(たまに起きれない日があるのは色々あるだろうし仕方なし)
ラジオ体操の始まりに陰陽論を取り入れているかは定かではありませんが、朝にラジオ体操があることはとても合理的だと感じます。
そして、スワイショウという気功や中国武術の訓練法にも取り入れられている動きが含まれています。
両方の手のひらを下に向け前後に腕を振ったり、でんでん太鼓の様に身体を捻って両腕を巻きつけるあの動きです。
この動きは、気功や太極拳や中国拳法の準備運動になったり、邪気を払う意味合い、気血の流れを良くする効果もあります。
ラジオ体操までは出来なくても少し身体を動かしてみようと思う方は、手のひらを下に向けて腕を前後に振る。簡単に取り入れる事が出来ますよ。
コロナ禍で私の住む地域では中止していましたが、今年は再開されるようです。
みなさんの地域はいかがですか?
まだ集まるのが難しい様であれば、玄関先やベランダや庭先でラジオ体操なんていかがでしょう?
ラジオのない方はスマホのラジオアプリが便利ですよ。
朝の心地良い空気の中で陽の気をチャージする絶好のチャンスです!
⒉ 適度な酸味で身体のスイッチオン
薬味は味の引き立て役だけにとどまらず、解毒や抗菌また胃腸の働きを助けてくれたりと少しで何役も果たしてくれる優れものです。
例えば体を冷やしがちな冷奴も、薬味のネギや生姜が身体を温める方へとバランスを取ってくれます。
昔からの古い食べ合わせには自然と薬膳の知恵が盛り込まれていることに感動することもありますね。
この時期は、とくに「主役のおかずをさらに美味しく食べるには?」を楽しみながら上手に取り入れてくださいね。
他にも例えば…
・冷奴+ミョウガ+ネギ+生姜
・おさしみ+ワサビ&紫蘇
・鰻+山椒
などなど。夏ならではの味を薬味を添えてさらに楽しんでみてください。
⒊ ジメジメにも暑さにも、はと麦茶
この時期おすすめの飲み物は「はとむぎ茶」です。
はと麦は胃腸や身体の中の水分代謝を整えるはたらきをしてくれて、余分な熱や老廃物も出すのを助けてくれる優れものです。
梅雨時の重だるさを感じたり湿度の高い日に下痢をしやすい方は、温かいハトムギ茶を少しずつ飲むことおススメです。
むくみもスッキリしますよ。
また、ニキビや吹出物など肌荒れの気になる方もにもオススメです。
美肌づくりのお手伝いをしてくれます。夏に麦茶を習慣的に飲む方は、今年は少しハトムギ茶をいれる日があっても良いかも知れません。
最近はスーパーでもよく見かけるようになりました。見つけたらぜひ試してみてくださいね。
この時期おすすめの養生ポイントは以上です。
義務的にならず、みなさんそれぞれのほどほど具合で養生してくださいね。
4.お知らせ
それでもなんだか身体がだるい、スッキリしない、などの不調が続く方やご自身に合った方法を知りたい方は、オンラインカウンセリングをご利用ください。
ただ方法をご紹介するのでなく、お一人おひとりの原因がどこにあるかを見つけ、より取り入れやすく続けることができるご提案をいたします。
ご希望時間などもお気軽にお問合せくださいませ。