秋分-春分からの半年間を振り返りしっかり収穫

秋分。

太陽が真東から昇って真西に沈み、昼と夜の長さがほぼ等しくなる日。

この秋分を挟んでの前後1週間が秋のお彼岸です。

お墓まいりの際に彼岸花を眺めるのもこの時期の楽しみの一つですね。

「暑さ寒さも彼岸まで」という言葉のとおり朝晩涼しくなり、とても過ごしやすくなります。

春分から半年。

これからは春に種をまいて大事に育ててきたものを収穫し、しっかりと蓄えしていく時期に入ります。

春分の頃から大切に養ってきた身体は、これから迎える冬の寒さの中でも健やかに過ごすチカラをしっかり保ってくれているはず。

この調子で過ごしていきましょう!

また反対に無理が重なってしまった方は、急に辛さが出てきたりする時期にもなります。

それでも今からでも遅くはありません。

気づいた時が養生はじめのタイミング。

今日からまた少しずつ身体をととのえていきましょう。


この時期の養生デザインからのオススメポイントはこちらです。

白い色の食べ物で身体を潤す

秋分からのおすすめの食べ物は、ざっくりお伝えすると”白い色の食べ物”です。

白ごま、白菜、豆腐、レンコン、白きくらげ、ユリ根、梨…これらは乾いた身体に潤いを与えてくれる食材。

秋は乾燥し、喉からの風邪を引きやすかったり、肌の乾燥も気になる季節。

蕁麻疹のお悩みもよくお聞きします。

肺を大切にするとよい季節とも言われます。

白い食べ物はその肺の働きを助けると言われていて、この時期の健康管理に重宝するのです。

スーパーを見渡してみると秋の旬の食材は白い食べ物が多いことに気づくかもしれませんね。

最近は”旬”の食べ物を見分けることが難しくなってきましたが、スーパーの地場野菜コーナーでは比較的その地で採れる旬のお野菜や果物が手に取りやすくなっています。

この時期は特に、冬に向けて体の抵抗力をあげておくためにも旬の野菜をふんだんに取り入れてくださいね。

ただし果物は身体を冷やすので常温のままで

できれば午前中に食べるなど身体を冷やさない工夫をしてくださいませ。

舞茸を始め、しめじ、椎茸、ヒラタケなどキノコ類もオススメです!


5つの首は冷やさずに。早めに冷えに備えておく

この時期は、涼しくなったと思ったら、急に涼しいを通り越して寒い…なんて感じることもあります。

お日様の日差しのあるうちは暑く感じても、日が陰ると肌寒くなってきます。

そろそろ羽織るものもや、ストールなどをお持ちになることおすすめです。

特に首を冷やさないことは、この時期からの大切な養生になります。

冷たい風が、首の後ろから入るとぞくっと寒く感じますね。

この「ぞくっ」はしっかりブロックして本格的な風邪から身を守っていきましょう。

また、夏バテからお疲れを引きずったままの身体は、自分が思うよりも抵抗力が低くなってるかもしれません。

なんだか起き抜けからやる気が出ない。

疲れが取れないと感じる方は、お休みの日にでも少しゆっくりめに睡眠や休養を。

だるさを感じる方は、食べる量を少し軽くしたり、脂っこいものは少し避けてお腹の負担を軽くするのもおすすめです。

お休みの日や、前日の夜はリラックスしてお酒を飲んだり夜遅くまで食べたりしたくなる過ごしやすい季節ですが、今のうちに夏バテを回復しておくこともお忘れなく。

この後の体調がグッと変わりますよ。


吐いて吸って深呼吸

秋も深まる時期。五臓では肺に当たります。

普段無意識にしている呼吸がさらに大切になりますが、深呼吸の時に吸うのと吐くのとどちらから始めていますか?

息を吸うことに意識が向いてしまいがちではないかと思いますが、呼吸で大切なことは、まず"吐くこと"。

呼吸という文字からも呼=吐くが先に来ていますし、吸うを呼ぶとも書きますね。

文字通り “吐いてから吸う ” です。

ゆっくり深く長く吐いて しっかりと新しい空気を身体に満たしていくイメージで深呼吸してみてください。

気分がモヤモヤする時、落ち込む時、イライラする時にも深呼吸はオススメです。

特にこの時期、○○心(女?男?)と秋の空と言うくらい気候も気温もコロコロと変わり、自律神経も乱されがちになります。

漢方養生でも、自律神経の乱れには気を調えることが大事とされていて、気の巡りが滞るとカラダの中のエネルギーも巡りづらくなります。

イライラしてげっぷが出たり、ため息が出たり…は気の巡りの滞りからと言われます。

深呼吸することで気持ちも落ち着き、心身のバランスがとれやすくなりますよ。


お知らせ

それでもなんだか身体がだるい、スッキリしない、などの不調が続く方やご自身に合った方法を知りたい方は、オンラインカウンセリングをご利用ください。

ただ方法をご紹介するのでなく、お一人おひとりの原因がどこにあるかを見つけ、より取り入れやすく続けることができるご提案をいたします。

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