処暑-秋に向けて潤い対策もはじめましょう

処暑。
二十四節気では「暑さが次第におさまる時期」と言われます。

朝晩少し涼しくなりましたね。

夜は鈴虫やコオロギの鳴く声が聞こえ、空を見上げると秋の空が広がっている日もあり、確実に秋に向かっているのを実感しています。

とは言えまだまだ残暑も厳しい時期。

暑さへの対策をしながら乾燥する秋に備えて、夏のお疲れも回復しておきたいところです。

この時期の養生がまた秋冬の自分を支えてくれますので、どうぞご自愛くださいね。

養生デザインより「処暑」からのおすすめ養生ポイントをまとめました。

夏バテを早めに回復して身体も秋の準備を

今年は暑さが厳しく、いつもより体力の消耗が激しかったように感じています。

私自身もなんだか疲れやすいなと感じることが多く、毎日少しずつの昼寝が欠かせませんでした。

この「少し疲れたな」は体からの大事なサインです。

疲れが軽いうちに、回復して本格的な疲れになる前に身体を回復しておきましょう。

・軽く目を閉じる

・食事を軽くする

・動いていなくて身体が重だるく感じる方は、適度に動く

・疲労を感じたら、夜は少しでも早めに休む

・夜は冷たい飲み物食べ物を控える

・温めの湯船にゆったりつかる

暑さや、たくさんの情報の中でストレスもたまりがちな時期です。

小さなストレスもその日のうちに発散して溜め込まない工夫をしてみてくださいね。


喉の潤いをキープして風邪予防

夏の暑さから体力や免疫力の下がっているこの時期。

急に朝晩が涼しくなり、お腹や喉から風邪を引きやすいのもこの季節の特徴ともいえます。

エアコンをかけたまま寝ていると喉がカラカラになったり、喉が痛くて起きるなどの経験はありませんか?

この時期からは特に暑さ対策にプラスして喉の潤いをキープすることも大切にしてくださいね。

体液を補うという意味で、身体の中に水分を生み出してくれる飲み物や食べ物で両方から摂取するのがおすすめです。

食べ物で言うと旬を迎えるぶどう、モモ、なし、いちじくが良いですよ。


さつまいもで疲れを癒やす

夏の疲れが一気に出やすい時期にもなります。

胃腸をいたわる食べ物で、体もいたわり疲労回復を。

さつまいもは身体を元気にしてくれて、慢性疲労の回復にお役立ちの食材です。

消化を助けたり便通も助けてくれるのでデトックスにもオススメ。

元気を補ってくれる食材でもあるので、しっかりよく噛んで食べてエネルギーチャージしてくださいね。


呼吸を意識して軽く体を動かす

日中の暑さは厳しいですが、朝の空気が少しずつ秋の気配になってきました。

陰陽の考え方では、朝は陽の気が満ち満ちている時です。

この時間にゆっくり呼吸しながら陽の気を体に取り入れると体の巡りも良くおすすめです。

例えば、深呼吸しながら近場を散歩したり、出勤中の歩き方に気を向ける。

長く速く歩くウォーキングや筋トレも良いものですが、夏の疲れを回復させていく為にも秋の空気をたくさん体に取り入れることも大切です。

秋は五臓で言うところの"肺"の時期。

つまり、呼吸に大きく関係します。

おへそを前に向け、腕を後ろ大きめに降りゆったりと歩くと、呼吸もしやすくなりますよ。

朝なかなかそんな時間がない方は、デスクワークの合間にイスにもたれて腕を広げるのもOKです。

少し朝晩は涼しくなったとはいえ、日中はまた暑い日が続きますね。

まだまだコロナウイルスのニュースなど情報が混沌としていますが、基本は身体を休めて身体のバリアを張っておくことです。

予防接種をされた方も、引き続き感染症対策と免疫力の維持を意識して過ごしてくださいね。


お知らせ

それでもなんだか身体がだるい、スッキリしない、などの不調が続く方やご自身に合った方法を知りたい方は、オンラインカウンセリングをご利用ください。

ただ方法をご紹介するのでなく、お一人おひとりの原因がどこにあるかを見つけ、より取り入れやすく続けることができるご提案をいたします。

どうぞよろしくお願いします。