雨水-三寒四温、寒暖差に気をつけてお腹は冷やさずに

三寒四温を身体や肌でしみじみと感じる季節になりましたね。 寒い日が来ても、少し待てば温かい日があると思うだけで気持ちが少し緩みます。 雨水。 言葉の響きからも春の柔らかい雨や、だんだんと寒さが和らいで溶けていく様子が想像できます。 この時期は昔から農作業の支度を始める目安ともされていたそうで、そろそろ春の気配も感じやすくなりますよ。 今年も花粉症など身体で春を先取りしていらっしゃる方のお声を聞くようになりました。 季節の変わり目、様々な不調が出やすくなります。 少しでもお身体も気持ちも楽に過ごせますように、おすすめの養生ポイントをまとめました。 今からでも遅くありません。春にむけての養生 をぼちぼちとはじめていきましょう。

1.気がついたら深呼吸してめぐらせる

冬の間は寒さのせいでどうしても肩も縮こまりがちです。 呼吸も浅くなっているように感じますね。 また、年度末で忙しかったり余裕がなかったりでイライラしがちです。 ただ、イライラしているのが自分だけではなく、周りもそうだと思うと少し楽になりませんか? 人と比べることが良し、ではありませんが、それも季節のせいだと少し自分をゆるしてあげてくださいね。 そして、イライラはさらにイライラを呼んでしまいます。 そうなると人ともぶつかりやすくなってしまい悪循環に。 そんな時は物理的に相手との距離をおくこともオススメです。 遠いところではぶつかれませんからね。 そして養生的には春の陽気を取り入れるためにも「気がついたら深呼吸」をオススメします。 特にこの時!というタイミングは、ため息が出た時。 せっかくなので、ついでにもっと深く息を吐ききって。 身体の中の空気をお腹の中から順番に抜いていくイメージでどうぞ。 ため息をついても幸せは逃げないので大丈夫です! そして次に、息を深く吸い込む時。喉→肺→おなか と3回くらいに分けて順番に体の中の隅々に空気を送り込むイメージで。 簡単なことですが意外と息を吐き切ったり、吸い込んだりが引っかかる感じがすることもあります。 引っかかっても、それを感じるのも第一歩なので、少しずつ練習する気持ちでやってみてくださいね。 丁寧に吐いて、丁寧に吸う。 これだけでも体も心も少し軽くなりますよ。

2.いちごで潤い補給、キャベツでお腹をいたわる

スーパーにも色鮮やかな様々なイチゴが並ぶ季節になりましたね。 目が覚めるような真っ赤なイチゴは見るだけでも元気になれます。 イチゴは消化を助けて、お腹の張りや便秘を助けてくれます。 食べると胃がすっきりとするのを感じられる方もいるかも知れませんね。 また、余分な熱を冷まして喉の渇きも潤してくれるので、ちょっと気温の高い日にのぼせを感じたり、エアコンや外気からの乾燥による空咳、喉に違和感がある方にもオススメですよ。 肌の調子をととのえるのを助けてもくれるので、甘いお菓子の代わりに取り入れてみるのもよし。 イチゴといえばチョコやスイーツなど見た目からもそそられますが、できればスイーツよりは果実そのままを。 ただし身体を冷やしやすいので、食べ過ぎには注意してくださいね。 また、キャベツも春キャベツがそろそろおいしい季節になりましたね。 キャベツはこの優しい甘みが胃にも優しい食材です。 疲れが溜まってきたり。ストレスでなんだか胃が張る、きりきりするなどの違和感がある方にオススメです。 できればサラダよりも、熱を通して。ゆっくり良く噛んで甘みを噛み締めるように食べてくださいね。

3.眠れなくても目は休める

春は目の季節とも言われています。 痒かったりかすんだり。 私は疲れると目が痒くなったり不調が目に出やすいので、春はさらに気をつけていますが、目の調子が悪いとどうも日常の暮らしに調子が出ないのは私だけではないはず。 日常の中でも、少しずつでも目を休めることを意識してみてくださいね。 ・コンタクトをご利用の方はいつもより少し早めに外す ・寝る前のスマホの時間を5分だけでも短くする ・気がついたら少し遠くの自然を見たり、目をくるくると動かしてストレッチしてみる ・作業の合間に目を閉じて、自分の手を当てていたわってあげる 軽く目を閉じるだけでも良いです。 疲れたら休めるのは体全体も目も同じ。 情報をたくさん取り込んで頑張っている目を休めることで、頭も心も休まります。 特にこの時期は、いつもよりも目に気持ちを向けて。いたわってあげてくださいね。

4.首の動きに意識を向ける

現代で眼が疲れる原因の多くは、パソコンやスマホや仕事などで前かがみになり同じ姿勢が続くことだとも言われています。 前かがみの姿勢が続くと、首周りの筋肉は頭の動きを留めようと緊張し続けます。 もし、スマホなど画面を見る時に頭が揺れる(車の揺れの中をイメージしてもらえると良いかと)と見づらいですよね。 そうならない様に頭の土台になる首や肩周りの筋肉は力を入れて動きを止めます。 その時間が長くなると、首や肩の血流が滞り首や肩がこっていきます。 そんな時のオススメは、首の動きを感じてみること。 今回は首の負担をやわらげる目的で小さめの首の動きに少し意識を向けてみましょう。 ❶背骨をうなじから頭の方へと辿っていく ❷少し出っ張った骨に指が触れる→この辺りが頭と首のつなぎ目 ❸出っ張りの下あたりに触れ、首のつなぎ目があることを意識して首をゆっくりと上下 すると、緊張していた筋肉が動き始めふんわりゆるんでいきますよ。 眼をうまく働かせる為に首は頭の動きを止める為に力を出し続けています。 コリのある肩をマッサージの時に首の動きも加えてみてくださいね。 春は眼の養生にも大事な季節。 土台になる首の動きにも気を向けて上げると眼や首・肩周りの養生になりますよ。